二重人格神様






「…分かった…君なら…そう言うと思っていたよ…」


「……ぇ…」


「ごめん。少し怖がらせてしまった」


「…っ」


頭を優しくなで、そのまま私から離れると…乱れた髪の毛を直し


海鈴さんは、部屋のドアに手をかける



「じゃあ、僕は行くから…いのりは、その真っ赤な顔をどうにかしてから部屋を出るといい」


「……」


「あ…ちなみに今夜は、僕は用があるから部屋には行かないけど…見張りをつけるから、安心してお休み」


「か…」


「じゃあね…」


手を軽く振り上げ、海鈴さんはそのまま部屋を出て行ってしまった



「……あ」


ちょ、ちょ…待って…



そんな私の心の声もむなしく、月明かりが照らす部屋には私だけ



い、いや…拒否したのは、私だけれど、あまりにもアッサリと私から離れ、部屋を出て行った海鈴さんに唖然としてしまう



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