「はぁっ…あのね、いのり?」
「…は…ぃ」
「僕は思うんだけど…君は、少し我が儘ではないかい?」
「……え?」
わ、わがまま?
「な、なんですか、それ」
「だって、そうじゃないか?守る約束に同意したのはいのりだよ。それで、こうゆうことがあったから守らなくていいだなんて…我が儘だ」
「………」
「人間だから、アレスやフェイランを傍においた。僕も夜はきみの傍にいる。忙しいけれど、君を守ると約束したから…それなのに、昨日の事だけで、自分の身は自分で守るだなんて…僕達のことは考えてない。我が儘だ」
あ、そ、それは…言われてみれば、確かに…
この世界に来て、数日…フェイランさんやアレスや海鈴さんにはお世話になった
それは、確かに認めるけど……
「…でも…」
「でも、じゃないよ。もうここまで来たんだ。引き返せない。それに、昨日…僕が君を守ったから、奴等の目が光っているから」
私の髪の毛をすくい、クルクルと回しながらもてあそぶ
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