二重人格神様





「良かった。いのり、怪我はないみたいだね。昨日は、色々とすまなかった」


「…え?」


「アイツらも、逃がしてしまったよ」


「………」


あ、いや…別に…


「そんなことないです。私も…迷惑掛けましたから…」


「迷惑じゃないよ。約束だから」


「………」


約束…また、そんなこと言うんだから……てか、話しの流れ的に今…言うべきだよね


こうゆうことは、早いほうがいい


「あの、海鈴さん。そのことなんですが…」



「あぁ、人間界に帰らせろって話なら、聞かないよ」


「…え?」


私の言葉を遮り、そう言うと身軽に机からおり私の前に立ち、両手を肩にのせる


「帰って来た時にね、フェイランから聞いたよ」

「…」


「自分のために、誰かが傷つくなら、自分が傷ついたほうがいいだなんて…どうして、そんなに自虐的なんだい?」

右の手を首筋に移動させ、指で触れるか触れない程度に触られ胸がなる



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