二重人格神様





――――…
―――…



「えーと…ここか…」


数十分後、アレスに言われた通り部屋の前に無事、到着した


屋敷内は結構案内されたけれど、この場所はくるのは初めて


だから、緊張しながらも大きい扉の前いき見上げる



「…大きい」


なんか、この部屋のドア…かなり大きいな


執務室って、ことは要は仕事部屋だよね?神様が色々と仕事なんかする場所に入っていいのかな



「…うん」


でも、本人に呼ばれたのだから多分いいんだろう


そう思い、手を握りしめ大きい扉をコンコンコンと3回叩くと…


「……はい」


中から、海鈴さんの優しい声が響く


か、海鈴さんだ…な、なんか声を聞いたら意味もなくドキドキして来てしまい


それを誤魔化すように胸に手をあて、口を開く


「あ、えーと…いのりです…」


「あぁ、いいよ。入って」


「はぃ」


ノブに手をかけ、重い扉を開くと薄暗い部屋に月明かりが照らされ


その光をあびながら、木製の広い机に座る海鈴さんがいた



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