「……あ」
ブルーとゴールドの瞳が細められ、その瞳に私を写すと小さな唇が動く
「…いの、り…?」
「グレン君」
「…っ」
唇を噛みしめ、切なそうにうつ向くとそのまま体勢を戻しまた背を向けてしまう
見た感じ、泣いている感じはしない。
だけど…苦しんでいるのが、わかる。
「……」
グレン君…
心の中で名前を呼び、彼に近寄り隣に腰をおろすとグレン君はチラリと私を見て膝をかかえ顔を伏せる
「なんだよぉ…いのりも…僕を中に連れ戻そうとしてるんだろっ」
「え?」
「僕は戻らないからなっ」
「…………」
「戻るもんかっ…あんな奴らがいる中になんか…いたくないんだっ」
唇を噛みしめ、私に背中をむけるグレン君
あー…なんとなく、感ずいてるんだ
まぁ、何人も説得したけど駄目だったって言っていたもんね
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