二重人格神様





「えっと…えー…」



「あ!なら、僕が教えてあげる!僕もお兄様に教わったんだよ」


そう言い立ち上がると、近くの本棚から厚い本を持ってきて私の前に座り本を開く



「いのり!見て、この字はね、"あ"って読むんだよ?」


「う、うん」


「それで、これが"な"だよ」


「へ、へぇ…」


「この文字はね、僕達の神様をモデルにかかれててね、しんせーな物だって、兄様が言ってたんだよ」


「そ、そう…」


必死に説明してくれるけれど、私には"あ"も"な"も同じにしか見えなく苦笑いを浮かべれば


不意にグレン君は私を見つめる



「そうだぁ、いのり?」

「ん?なぁに?」


「いのりは、兄様の本当の姿を見たことがあるのぉ?」


「……え?」


本当の姿?


本当の姿………えっと、確か…それって…神様はみな、動物の血を引いているって話しだよね?



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