「…あ!」
ギュウと、力強く抱きつき頬をすりよせながらグレン君は上目遣いで私を見つめる
「うん、いのりと遊ぼうと思ってな!」
「ぇ?わたしと?」
「うんっ!」
ニコニコしながら、甘えてくるグレン君
わたしと遊びたくて、わざわざ迎えに来たの?
はは、か、可愛い…
「ふふ、そう。ありがとう。じゃあ、遊ぼうか!」
「うんっ」
グレン君の視線に合わせて座り頭を撫でると、今度は腹部に抱きつきクスクスと笑う彼にフェイランさんは唖然としたまま口を開く
「あら、グレン様。小鳥ちゃんと仲良しね」
「うんっ、僕はいのりが好きなんだっ」
「ぐ、グレン君…」
いくら子供と言えど、なんか照れちゃうんだけど
「そう。花嫁が好きなんて珍しいわね。なにかあったのかしら?」
「うん!そうだよっ、だから、いのりと遊ぶんだ!あっ、フェイランは来なくていいからねっ!」
「はぁっ!?」
べーと舌を出し、グレン君は私の手を握りゆっくりと引っ張る
「いこう、いのり」
「あ、うん…で、でも…」
話の途中だけど、な…
チラッとフェイランさんを見れば、グレン君に舌を出され機嫌が悪いのか目が怖く
苦笑いを浮かべると、手を払い口を開く
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