「ん?どうしたんだい?」
「あ、いえ…」
なんか、無理して笑ってる気がする
海鈴さんからも、グレン君と同じ…なんて言うか…悲しさを感じる
よく分からないけど…
ただ、見つめあう私達の間に流れる微妙な空気に気まずそうに海鈴さんは頭を触る
「あー、なんか…微妙な空気にしちゃったね」
「………」
「えっと、そうだな。どうしようか。えーと…あ!そうだ!気分転換に少し二人で外にでも行こうか」
「……え?」
まるで、悪巧みを思いついた少年のように笑い
彼はベッドから立ち上がると、強引に私の手をひく
「行こう。夜の景色をみせてあげる」
夜の深界を?え、今から?日が暮れて数時間。いわゆるかなりの深夜なのに?
「あの、今からは…って、え、あ、ちょっ」
そう言うなり、私の答えなんて聞かないでそのまま私を無理矢理連れだし、部屋のドアを開ける
.


