二重人格神様






それを目で確認した私は、何かが引っ掛かりながらも急いで二人のいた場所に戻った―…















――――…




「…はぁっ」


数分後



急いで来た道を引き返せばそこには、さっきと全く変わらない状態の二人がいた



「う…ぐすっ」

「………」


「…あ…グレン君…」


まだ…泣いてるんだ…


ズキッと胸が痛む



てか、さっきは気付かなかったけれど、まじまじ見ると…グレン君、身体中傷だらけだ



涙をぬぐう手や頬、脚や腕に切り傷があり額からは血が出てる


あんな怪我をしているのに…なんで、海鈴さんは見つめてるだけなの?



海鈴さん、前に言ったじゃん…グレン君が大事だって、それなのに…どうして?



いてもたってもいられなく、ゴクリと息を飲み込み二人に近づけば


足音に気付いたグレン君が私をゆっくりと見つめる



「………あ」


「…グレン君…海鈴さん…」


「…う…ぐすっ」



私の姿を見たグレン君は、更に涙を流し顔を伏せてしまい


その様子をみて海鈴さんを見ると、海鈴さんは私を真っ直ぐ見つめてくる



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