二重人格神様






ん?あの事?



意味深な発言にアレスを見ると彼は苦笑いを溢す


「いえ。まだでございます」


「そう。なら、私から説明してもよろしいかしら?話さなければならないことですものね」


「…?」

「いのりさん、実は…私もあちらの二人も海鈴様の花嫁ですのよ」


「…………ぇ」


…………は、い?



可愛いらしい笑顔で言われ、私の頭にハテナが浮かぶ


ルーテルさんも…あの二人も…海鈴さんの、花嫁?


「え…どうゆうことですか?」


なにそれ、聞いてないんだけど…




「あ、ごめんなさい。混乱しないで下さいね。この世界では当たり前なんですわ。いのりさんは人間ですから、不信感をお持ちになるかと思いますが…深界において、花嫁の数は決められていないんです」


「………」


「海鈴様は、私たちの頭領ですから、その方の花嫁になりたいと願う者は少なくないです。その中で、私達は花嫁になりたく花嫁候補に志願したんですの。海鈴様はお優しいので、皆を花嫁にしてくださいますわ」


「………」


「ですから、この屋敷にいる皆はライバルでありますの」


「………」


「いのりさんは、海鈴様が自ら花嫁にしたとききましたわ」




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