「あ…申し訳ありません。ご紹介が送れましたが…海鈴様の花嫁として人間界より参りました。いのり様です」
そう紹介すると、背後の二人は驚いたように私を見つめルーテルと呼ばれた女性は変わらぬ笑顔で微笑む
「まぁ、そうだったんですわね。噂には聞いていましたわ」
「………」
「いのりさん、初めまして」
頭をさげ、私に近付き華奢な手を私に差し出してくる
「私はルーテルと申しますわ。レッドテールブラックシャークと言う生き物の血をひいています。宜しくね。いのりさん」
「……あ」
レッド……テールブラック…シャーク?
聞いたことがない名前だけれど…敢えて言わずに彼女の手を握る
「ど、どうも…いのりです。宜しくお願いします…」
「はい。ところで、海鈴様の花嫁とお聞きしましたけど…あの事はご存知なのかしら。アレス様」
私の手をゆっくりと離しルーテルさんはアレスを見つめる
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