「…あ」
「ん?」
「どうやら、いのり様はイイ人みたいですね」
……え?
「なにを、いきなり…」
「見てください。集まっていますよ」
再び湖を指差され促されるように見れば、私の手の周りに綺麗な魚があつまりさっきのエイを含めた数匹のエイがいる
「……あ」
「生き物は敏感なので、いやな者には近付きません。それなのに集まるのはいのり様から何かを感じたのでしょう」
「そんな…」
な、なんか、そのほめかた…物凄く照れちゃうんだけど
思わぬ誉め言葉に恥ずかしくて、つい言葉に詰まるとアレスは平然とした顔のまま
フェイランさん、手が早いって言っていたけど…なんか、意味が分かったかも。女の子の胸をくすぐるの上手い
「………っ」
まったく…アレスってば…
少しドキドキする胸をおさえ、そんなことを考えながら、湖から手をはなしそのまま集まった魚を見つめていると…
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