「あ、それと、私のことはアレスとお呼び下さい。敬語も結構でございます」
「え?いや…それは…」
初めてあった方に、それはちょっと…馴れ馴れしいし…
「いえ、呼び捨てと敬語は禁止でございます。あ、ちなみに、これから、いのり様の護衛をさせて頂きますので、よろしくお願いいたします」
「へ?…護衛を?」
「そう、小鳥ちゃんは人間だし何かあった時のためにね。アレスは強いからきっと、役に立つわ。それに、私や海鈴様が目を離しても安心だしね」
「…あぁ」
ボソリと呟かれた言葉に納得
そうか、守ってくれるとは約束したけれど…四六時中見てるのは無理だもんね…
「分かりました。あの、アレスさん…じゃなくて…アレス…よろしく……ね」
控えめにそう囁くとアレスは目を細め微笑む
「はい」
爽やかと言うか…海鈴さんとは違う笑顔に私もニコリと笑うとフェイランさんは、アレスの肩を叩く
「じゃあ、アレス、仲良くするのよ?」
「もちろんです。フェイ様」
「そう。あ、でも、間違っても小鳥ちゃんに手を出したら駄目よ?貴方たち、手が早いんだから」
「え?ご安心を。仮にも海鈴様の花嫁様ですから」
「そう、信じているわよ。それより、朝食は済んだから今日は屋敷の外を案内してあげてくれないかしら?」
「外をですか?敷地内と、いう意味でしょうか」
「どっちでもいいわ。アレスがいれば安全だもの」
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