二重人格神様








―――――…
―――…




その日の深夜―…



ある部屋で一人の男が、ベッドでスヤスヤと眠る女を眺めていた



「………」


いつものような、穏やかな雰囲気ではなく…おぞましいような、悪魔みたいな瞳で彼女を見つめクスリと笑い口を開く




「…人間の…女か…あいつも馬鹿なことをする」


「……ん」


寝返りをうち、サラッと流れた髪の毛を触り男は女の首筋を撫でる




「だけど、前は食べ損なったから…悪くない…」


「…………」


「早く、喰わせろよ…小鳥…」



小さく男は呟き、女の腕を掴みそのまま首筋に舌を這わせ吸い付くと



ピクッと女の体がふるえた



「…さて…俺に出会うのは…いつになるかな」






そんな言葉は、静かすぎる闇に消えていった












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