「…え」
「さぁ、一緒に寝ようか」
「………は?」
一緒に、ね、ようか?
思いもしない台詞に目をパチパチさせながら海鈴さんを見つめると
彼は首を傾げながら、当たり前のように結んでいた銀色の髪の毛をほどく
「ほら、早く」
「え、あ、いや…」
ちょ、ま、待って…
「はは、ご冗談、ですよね?」
まさか、海鈴さんと一緒に寝ろっていうの?
「冗談じゃない…君は僕の花嫁だよ?体調が良くなったのに、夜を過ごさないと…怪しまれてしまう」
「そんな…」
た、確かに花嫁だし、言っていることは正しいけれど…
そんなの、無理!
男の人と…しかもこんなに綺麗な神様と寝るだなんて、緊張して寝不足になるし…
それに、それに、それに…
「…う」
頭によからぬ事が浮かび、顔を赤らめれば海鈴さんは察したように笑い私に手を伸ばす
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