千年の追憶*番外編*

「水菊は、俺の愛する女だ。
他の女には興味がないし、何の関心もない。
だから、俺を好きになるな。
その想いは、迷惑だ。」


よし!


言うべき事は言えた。


昔、俺に言い寄って来た女達にも、言ってやりたかった。


炎は、とても悲しい顔をしていた。


まぁ、そうだろうな。


普通の感情だと思う。


それが通じなかったのは、雪路くらいだろう。