お兄さんがお医者さん

点滴や吸入のおかげか、入院してからは喘息はでていない。けれど、微熱があって、身体はだるくて食欲もない。
点滴は、気管支拡張剤が入ってるって言ってた。
お兄ちゃんは、熱もすっきり下がって、食欲も出てこないと、点滴やめたら発作がでるかもしれないって言って、点滴はずっと続いてる。
点滴と吸入だけで、お尻や腕に注射とかしないから、点滴の交換さえなかったら痛いのはないけど、入院してるってだけで、いつ何かされるんじゃないかってビクビクしてる。
早く退院したいなぁ。

怠くってしんどいけど、入院してすぐのころのように一日中ウトウトと寝ていられる訳もなく、退屈だなぁ・・・。パパやママ、お兄ちゃんはちょこちょこ病室に来てくれるけど・・・。

コンコンってノックの音がした。
見たら、お兄ちゃんが来てくれた。
「まりちゃん、どうかな?ちょっと熱計ってみて」って体温計を挟んできた。
「早く退院したい。寝てるだけだったら家で大人しくしてるから、帰りたい。」
「もうちょっとなんだけどね。熱下がったら、点滴外して飲み薬にかえて、発作がでなかったら、退院なんだけどね。もうちょっと頑張ろう。」
「どうやったら、熱下がる?」
「そうだなぁ、食欲が出て体力が回復して来たら下がると思うけど、何か食べたいものとかない?病院の食事じゃなくても食べれるものがあったら食べてもいいんだよ。何か買ってこようか?」
「ううん、いい。お腹すいてない・・・」
「そっか、欲しいものでてきたら言いなよ。」

お兄ちゃんと話してたら、また、ノックする音が聞こえた。