だけど、それは、学校に着いた瞬間死んだ。
「な……なにこれ……」
あたしが誰も居ない時に行っていた校舎とは違い。
荒れた生徒。
それを見てみぬ振りをする先生。
髪の色は皆違って、レインボーか!ってツッコミたくなった。
「なんか、荒れてるね……」
「……だね。早くクラス見よ、こんな所居たくないや」
あたしがそう言うと名奈も納得してくれて、せっせと自分の名前を探した。
「……ガックシ……小夜と違うクラスになっちゃったよ〜…寂しい。」
「あたしだって…名奈と一緒が良かったよ……」
あたしは誰が誰なのか知らない名前を見ながらため息をついた。
あたしの名前の横には何故か星マークが着いていて、その他にも、少数着いていた。
名奈の横にはなにもなくて、なんだろうと思いながら、指定されたクラスへ向かった。

