まぁ慣れるまでは時間かかると思うし、大変かもしれないけどさ。」 

「うん…ありがと。」 

「ちょっと、なんだかんだ言ってそこに二人仲良くなってんじゃん!」 

すかさず、美穂が話しに割って入ってきた。 


「二人ともうるせぇって話してたんだよ。」 

「何それ。…でもまぁ、少しは亜紀も慣れてくれたみたいで良かったよ。」 

そう怒りながらも美穂は少しほっとした感じだった。 


「なぁ、放課後一緒にどっかいかねぇ?」 

七瀬はそう言った。 

「放課後?いいじゃん!行こうよ!」 

早速、美穂は七瀬の提案に乗った。 

「俺はいいけど、亜紀は?」 

そう拓巳が言うと亜紀は、 

「でもアタシが行ったら迷惑だよ。」 

そう言った。 

「そんなことないって! だからさぁ一緒に行こうよ!」 

美穂にそう言われ亜紀は行くことにしたようだ。 



そして放課後… 

「じゃあ、行こっか。」 

ホームルームが終わって拓巳はそう亜紀に言った。 

「えっ…けど美穂ちゃんたちは?」 

「あの二人は掃除当番だから。俺たちは基本そういうときって校門で待ち合わせるんだ。」 

「そうなんだ。」 

そして校門の前で… 

「亜紀ちゃんって何中に居たの?」