一緒にご飯食べない?」 

しかし亜紀は、 

「いいよ。アタシ、一人で。」 

そう冷たく言った。 


しかし美穂もあきらめずに 

「いいじゃん。一緒に食べよう!」 

「なんで?アタシが行ったら迷惑だよ。」 

「そんなことないって。 ねっ、行こうよ!」 


最後は半強制的に亜紀は、拓巳達のところに連れてこられた。 


「こっちが、知ってると思うけど、笠原拓巳。拓巳でいいヨ。 で、こっちが七瀬涼。七瀬って呼んでね。 美穂は美穂って呼んでね。」 

美穂の一方的さに亜紀は、どんどん小さくなっていっている。 

「亜紀ちゃん、怖がらなくていいからね。 イヤだったら抜けてもいいし。」 

怯えてる亜紀に気づい七瀬は優しくそう言った。 


「ちょっと七瀬!ダメだよ。 美穂は亜紀ちゃんと友達になりたいって思って連れてきたんだから!」 

「ハイハイ。わかったよ。 けどあんまムリさせるんじゃねぇぞ。 みんなが美穂見たいに社交的な奴じゃねぇんだから。」 

「わかってるよ。亜紀ちゃん、七瀬って変なやつだけどよろしくね。」 

「イヤ…変なやつは俺じゃなくって美穂の方だって。」 

美穂と七瀬が言い合いをしていると、横で拓巳と亜紀が話始めた。 


「うるさいだろ。ココ。 けど、二人ともいいやつだから。