「そろそろ帰る?」 「あ、そうだね」 新しい担任の先生の話や他愛もない話をしていたら、外は暗くなっていた。 「じゃあ、また明日ね」 「うん」 さっきまでいた店の前で矢恵と別れた。 一人で帰る薄暗い道はなんだか少し怖かった。