side of CHIYUU


「ちぃちゃ~ん、これ変じゃない??」
親父が部屋とリビングを何度も行き来してる。
「もぉ~親父はなんでもいいよ~」

呆れたあたしは
ドレッサーの前で髪を巻いてる。

第1印象はやっぱ清楚のほうが印象いいから、
デニム地のワンピにゆる巻き髪で、
メイクはナチュラル。



親父なんて、
もう何度も会ってるだろうに
(そんときはどんなカッコしてんだか)
服に時間掛けてる。



「もう行こうよ~」
お互いの家が何気に近所なことから、
近くのファミレスで待ち合わせをしている。
「はいはい、ちょっと待ってよぉ~」

結局時間ギリギリに家を出る。