部屋に帰ると、優真はベッドの側面にもたれかかって寝ていた。

疲れたよね…。自分の片付けもして、
ご飯も作ってくれて、あたしのもやってくれて。

「優真、ありがと」

小声でそう言って、そっと近づいてみた。
寝息が静かな部屋に響く。
ふわっと香る優真の匂い。



"…ちゅ"