side of CHIYUU

扉を開けて出てきた優真は、
背が高くなってて、ちょっとドキッとした。
もうどれくらいちゃんと見てなかったんだろう⁇


「おう、早く髪乾かせ??風邪引くぞ。」

そう言って優真は、
あたしの頭をぽんぽんってした。

う…コイツ、あたしの弱点知ってんの??
あたしが好きなの知ってていろいろズルいから!!

そんなことされたら……
もっと好きになっちゃうよ。

顔が赤くなってるんじゃないかと思って、
優真を見ないように部屋を出て、

目の前のドアを開け、自分の部屋に入った。