「あれ??まだ残ってたの??」
「珂琉…」





「――…ふーん、それで泣いてたんだ??」
珂琉に全部話した。
涙か少し引いて、泣き疲れていた。

笹野珂琉(ささのがりゅう)は、中学からの同級生で、
わりと仲はよかった方。

「…ううぅ…っ」
「なくな??そんなに、優真好きだったんだ??」
「ん…」
「よしよし…」


暇じゃないはずなのにあたしの側にいてくれる。

ほんと頼れて、安心できて、
お互い支え合える良き親友。

ありがと…珂琉…。