蒼くんが好き。 その気持ちは絶対誰にも負けない。 ………でも。 でも、蒼くんは……? こんな重い私をまだ好きでいてくれる……? 「葵さん……」 扉を開けようとした彼が、後ろの私に気づいて困った顔。 「泣かないで下さいよ。 こんなところ見られたら、俺蒼一郎に殺されます」 そんな冗談を。でも、少し目が恐怖の色。 そんな心配しなくても…… 「ズズ… 蒼くんは私が泣いたくらいで怒ったりしないよ…」 むしろ、もう嫌われてるかもしれないし……。 .