―――怖い。 前まで普通に来てたのが嘘のよう。 立ち止まっちゃダメなのに。 私は校門から一歩、中に入ることが出来ない。 ……蒼くんまだ学校かな……。 てか、もしかしてまだ授業中なんじゃない? 腕時計を見ると、まだ14時。 どう考えても授業中だよね。 ……出直そうかな。 勢いがなくなり、少しずつ逃げ腰になってきた。 そんな私に神さまはイタズラを思い付いたのか。 「……月島か…?」 聞き慣れた、野太い声。 .