「ねーねー、高尾ちゃん、
やっぱ由利さんって、
センセイと
つきあってんの?」
いきなり肩を叩かれた。
なれなれしい口をきく
クラスメイトを、
めいっぱい、睨む。
「――は?やっぱって何?
なんか証拠でもあんの?」
好奇心旺盛なクラスメイトは、
一瞬ひるんだけれど、
明るくとりなすように
笑ってごまかす。
「証拠って、そんな、噂とか。
今だって、スゴイ仲よさげじゃん?」
そう言ってその子が周りを見ると、
いつのまにか集まったクラスメイトが
めいめい首を振って同意する。
・・・んだよ、一対多数じゃないか。

