長い廊下が終わり、壁に突き当たる。 教室の前で立ち止まった。 小さくユリが震えだすのにかまわず、 一気に、ドアを開けた。 ガラッ。 クラスメイトの目が、 いっせいにこちらを射抜く。 見渡すかぎり、顔、顔、顔、顔・・・。 一度にたくさんの視線にさらされ、 自分を見失う。 全然関係ないはずの私でさえ、 くらーっと目が回って、足がすくんだ。 がちがちに硬直したユリを背中にかばい、 クラスメイトの視線を縫うようにして、 すがるような気持ちで 先生の姿を探す。