「私、タカオちゃんの分まで 振られるつもり、ないよ。」 ユリの言葉に、頭の中が 真っ白になった。 いっきに、耳まで熱くなる。 恥ずかしすぎて、いたたまれない。 いっそ 消えてしまえたらいい程に。 見破られていた。 ヨコシマな気持ちも、 くだらない打算も、 なにもかも。 ささいな自己チュウだと 思っていたものは、 目の前に突きつけられると、 とてつもなく悪意に満ちていた。 ずっと。 もう長い事、ずっと。 ユリが、先生にフラレる所を見たかった。