これにはさすがのリョースケ先生も、 相当、参ってるのがわかった。 どこか陰のある、疲労のにじんだ顔で いつものように気だるげに振舞うと 逆に異様な色気がまして、 息をのむほどカッコよかった。 明らかに健全な学校には不似合いな、 夜の艶めきだ。 やさぐれた ギタリスト(←なんとなく)か、 っての。 そのあいだ中ずっと、 噂にも先生にも興味のない顔をしながら、 心のどこかで、 先生のつらさの原因が、 「ユリに会えない事」じゃないことを、 祈るような気持ちで、願っていた。