先生+生徒-学校【67頁】+【160頁】




『ひどいよ、せんせー!!』

その声の主は、
例の私のケンカ相手で、

教卓の中から飛び出してきた彼女に続いて

さらに数人の女の子が顔を出して、


私はやっと、事態をのみこめた。


『私にも、おんなじこと言ったのにー!!』


なるほどね~。

これはこの先生なりの、

「断り定型文」だったのだ。


・・・ていうか彼女は、そこまでして私が先生にしかられる所を見たかったのね。。


私めいぎで先生宛にラブレターを書いた(らしい)のは、

彼女だった。



大声で泣き出しておおわらわの女の子に、

あわてふためく先生を素通りして


私は自分の席に戻ると、

帰り支度をしてそのまま帰ってきた。



あ、教室を出るときは

あいさつもしたよ、ちゃんと。


「せんせい、みなさん、さようなら」って。










ガクガクと震える女の子の目に涙が浮かんで、


リョースケ先生は
仕方なさそうにため息をついてから、


思いがけずやさしく笑った。