先生+生徒-学校【67頁】+【160頁】



言わせてもらえば、
私はこの先生が好きだったことなんて一度もない。


わざとなのか
天然なのか、

先生の鈍感さは、
ときとしてピンチを引き起こし、

何度となく私を絶望のふちに追いやった。


「でも嬉しいなあ。
僕、こずえちゃんには嫌われてると思ってたから。


・・・そうだ、メルアドくらいなら交換しようか。」


ポケットから
携帯を取り出して、

にこにこしながら近づいてくる先生を見て、


私はなぜか、鳥肌が立った。



そこにいるその人がなんなのか、


そのとき、私にはわからくなった。



じりじりと後ずさりながら、

なんとか「いらないです」と首をふる。


「なんで?それくらいいいのに。」

遠慮しないでいいよ、と先生が言い、

えんりょじゃないよ、このドンカンー!と

内心、泣きそうになったとき、



教室中に半泣きの叫び声が響き渡った。