「タカオちゃん、告白できた?」
私はいったい、何をしたのか。
何を私は、しでかしたのか。
「先生と二人になれたでしょ?
言えた?」
一瞬の沈黙に、
吐きそうなくらい緊張した。
罵られて絶交される覚悟も、
チラッとはした。
だけどその後に続くタカオちゃんの声は、
とても楽しそうに、はずんでいた。
「ほんと!?すごいタカオちゃん!!
すごい、すごい!!」
ひとりで大歓声を上げて、畳で飛び跳ねた。
電話を切った後も、
まだドキドキしていた。
だって、あの先生に!!
タカオちゃんが!!
やっぱすごいよ、タカオちゃん!!
興奮のあまり、
自分でも目がキラキラしてるのがわかる。
ついでに鼻の穴も大きくふくらんでいるかもしれない。
その時、スタンッとふすまが開く音がして、
私は満面の笑顔で振り向いて、
固まった。

