先生+生徒-学校【67頁】+【160頁】



戻ってきた先生は、

障子紙とのりとカッターを持っていた。


胸ポケットから赤いボールペンを取り出して、

障子紙に線を引くと、

使う分だけをさっと切り取る。


「これくらいで足りるよな?」と言いながら、

くるくると新品の障子を丸めてしまうと、

立ち上がって元のふすまに返しに行く。



先生がいた場所には

円周状に

カッターとノリと、

赤ペンが転がっている。




「・・・先生、詳しいね、ここに。」


「昔、いりびたってたからなあ。」


「ああ・・・、正座させられて反省文を読み上げてる先生が、目に浮かぶよ。」

「いやいやいや、実はお茶を少々たしなんでまして。」


「ウッソだ!先生が茶道部!?どうせめあての女子が、とか。」

「茶菓子がめあてでさー。」



ますますうそくさい。