先生+生徒-学校【67頁】+【160頁】




あっけにとられたまま

無邪気に障子を破きまくる先生を

しばらくの間、眺めた。


それからもう一度
私も畳にあがると、

先生の向かい側にしゃがみこんで

しょうがないなあって感じに


先生が持ってる障子に指を突き刺した。



ぶす、
ぶす、
ぶす、


・・・音が、ムカつくな。




ばしぃっ



思いっきりこぶしを打ち付けると、

心地いい破裂音がした。


「・・・ユリさん、反対側に俺がいるの、忘れてないよな。」

「あはは、そうだっけ。」


そうだっけじゃねえよ、
危ねえなあ、と文句を言って

先生は、持ってた障子を壁に斜めに立てかける。


「言っとくけど、全部きれいに破いたら、新しいのを張るんだからな。」


「私、張り替えなんてやったことないよ。」


ぼしゅ、
ぼしゅ、
ぼすっ、


部室のふすまをあけて
ごそごそと道具をかき集め始めた先生の背中を見ながら、


一人でマス目を穴だらけにする。



「やった事なくてもできるよ。

びゃーっと
のりを格子につけて、

ビシっと貼って、
ていねいに切ればいーの。」