先生+生徒-学校【67頁】+【160頁】




なーんだ。


私ってほんと、たいしたことない、

けど、捨てたもんでもないじゃん。



なーんだ。





「・・・なんだよ、元気そうじゃん、ユリ。」

「うん、まあね。」


にやにや笑ってる私を不思議そうに見てから、

先生は部室の方を振り返る。



「なんだよ、せっかくはずしたのに。」


そのちょっとつまらなそうな口調に

首をかしげて、
私も先生の肩越しに部室をのぞき込むと、

窓のところに
先生がさっきガタガタとやってた障子が、

はずれて置いてある。




「なにするつもりだったの?先生。」

「だから、ストレス解消。」


またズカズカと畳をあがっていくと、

おもむろに外した障子を抱え上げた先生は、



ずぼっと

その1マスに、手を突っ込んだ。



「な、・・・なにしてんの、先生!!」

「いやだから、ユリさんもどーぞ。」


かしこまってそう言うと、

障子に通した手で、
にぎにぎとグッパーをする。



どーぞって・・・!!



「早くしないと、全部あけちゃうぞ。」


いやそんな、早いもの勝ちみたいに言われても・・・!