いわく、この鳥が死んだのは人間のせいみたいなもので、
なのに人間のはしくれである自分が可哀相だと思って泣くのは勝手すぎる、とそういうことだ。
それを聞いて私はますますタカオちゃんのことが好きになったのだけれど、
同時に、どうしてもそんな風に思えない自分をさっそく嫌いになりそうになった。
窓ガラスには、私が映っている。
外が暗くなればなるほど、くっきりと。
振り上げたモップが重過ぎて、
手がしびれてユラユラと揺れはじめる。
私はその揺れに任せるままに、
自分が映る窓ガラスに向けて、
力いっぱいモップを振り下ろした。

