先生+生徒-学校【67頁】+【160頁】




やがて彼女達がクラスメイトに呼ばれて

慌てて体育館の方へ去っていっても、


それでも私はじっとしていた。



どこか別の世界から、

目をつむったままで遠ざかる足音を聞いた。


ほこりっぽくてザラザラする床のタイルが、

ぺったりとつけた頬に跡を残す。




倒れてもまだつかんでいたモップを支えに、


体を引きはがすようにして起き上がると、


私はよろめきながら
誰もいない昇降口で


モップを片手に仁王立ちした。





ごんっと、逆さにしたモップの柄で床を突く。

ぶるぶると手が震えていた。



それを打ち消すように、
力を込めて、また突いた。

ごん、
ごん、
ごん、
ごん、


何度やっても震えは止まらなくて、

私は両手に持ちかえると、



モップを天井に届きそうなくらいに高く、

持ち上げた。