先生+生徒-学校【67頁】+【160頁】


「由利さんの席そこだっけ?

じゃあ、そことそこの机、くっつけよ。」


「あと誰がいるの?」


「えーと、・・・」


そのまま綾瀬さんとおしゃべりを続けながら、

私はタカオちゃんに向かってピースした。


ようやくタカオちゃんが

数学科室に向かって歩き始める。


その背中を笑顔で見送りながら、

私はしばらくピースを続けた。



「あとはー、田中と鈴木と斉藤。」

綾瀬さんがそう言いながら、
椅子に座ってお弁当を広げ始める。


どーも。と、背後からぶっきらぼうな声がいくつか聞こえて、


私は固まった笑顔のまま、
首だけでぎこちなく振り向いた。



くっつけたばかりの席に、

彼女達がどかどかと座る。


机がずれて、
ギシギシと椅子がきしんだ。



全員、デカイ。(態度が)

そして私、誰とも話したことない。




田中さんが突っ立ってる私を見て、

空いてる席に目で促す。


うん、そうね、
それ私の机よね。





・・・・・・昼休み終了まで、あと30分か。