だって、お昼は?とか、
誰と食べるの?とか、
私の心配ばかりするタカオちゃんの背中をぐいぐい押して、
教室の外へと連れて行く。
「大丈夫、お昼ならサトちゃんにまぜてもらうから!」
どんっと、胸を張って見せたのに、
視界の隅で、
サトちゃんが戸惑って辺りを見回す。
お~い、サトちゃん。
気持ちはわかるけど、
今だけは、お願い~~。
そんな無言のメッセージが、
数ヶ月ごぶさたしてた
クラスメイトに通じるはずもなく、
微妙に険しくなったタカオちゃんの視線をなだめながら、
私はすぐ目の前にいた、
アヤ、こと綾瀬さんに話しかけた。
実は今まで一度も話したことがなかったけど、
気の強そうな見た目通りにさっぱりした性格の彼女は、
気前よく、
一緒にお昼を食べる事をオッケーしてくれる。

