「何回でもフッてやるから、
好きなだけ言っていーよ。」
―――気が済むまで、言っていーよ。
先生の言葉がスッとしみこんで、
頭の中を清涼な風が吹き抜けていく。
私を見下ろす先生の不敵な笑いが、
どうしてかやさしく微笑んで見える。
「・・・何回でも?」
「うん。」
「どんな状況でも?」
「もちろん。」
「例えば私が、今から「芸人めざす!」って学校やめて、
お笑い養成所に入っちゃったりしても?」
「な、なんか今、衝撃的な進路相談をもちかけられたような気が・・・」
「たとえだよ、たとえ!想像してみてよ。
例えば私が、
先生の生徒じゃなくなったとしても?」

