肩にとどく前にぴょこぴょこハネてる毛先をなでつけて、 そりかえった白いブラウスのえりと 曲がった赤いリボンをピッと引っ張って、 「よし、かわいいぞ、タカオちゃん。」 「ん?」 「おぼえてるよね?」 やくそく、と口をパクパク動かすと、 タカオちゃんは顔をひきつらせて身を引いた。 ―――・・・ 『タカオちゃん、 先生のこと、好きなんでしょう?』 あの日、電話で タカオちゃんに謝るつもりだった私は、 なぜかタカオちゃんに謝られたうえ、 気がつくとタカオちゃんにお説教をしていた。