先生+生徒-学校【67頁】+【160頁】




トゥルルルルルル♪

トゥルルルルルル♪


電話はしつこく鳴り続けている。



何だかすごく、嫌な予感がする。


私の知らない所で、
世界の滅亡が始まってたりとか。


だけど私には、それを知るすべがない。


タカオちゃんと先生だけが、
私と学校をつなぐライフラインだった。


そのふたりがいない今、


私は急速に陸から離されてく、

漂流中のいかだ状態だ。


トゥルルルルルル♪

トゥルルルルルル♪



・・・もしかしたら、タカオちゃんかも。





私はさんざん迷ったあげく、

そーっと受話器に手を伸ばした。