そのうち私の目に映ってきたのは黒い長ソファー。 迷いもなくそのソファーに向かって行き、私はそのソファーにボスン、と体を沈める。 「……そう。考えることはいっぱいあるんだよ……」 ポツリと呟いた言葉に返す言葉なんて聞こえてこない。 別に言葉を返して欲しいわけじゃないけど、 でも誰かにいてほしいとは思う。 一人になると、どうも考えてしまうから。 「なんで、急に転校なんか……」 彼のことを、考えてしまうから。