だってキミが好きだった








偶然的にも真反対の席になった私と彼。



正直、助かった。私に近くなくて。



別に……私と近くにいても、害はないかもしれないけど。



でもそれは、




彼にとって、だけだ。







「本当に知らねぇの」







そう言う彼は、どこか悲しそうだ。



彼は質問に答えることは出来ない。



それは彼女達にとって不利益なことでも、





――私にとっては、利益がありすぎる。