一緒に救急車に乗り込むと、落ち着いて処置を施していく隊員を見ているうちに、俺もおちついてきた。 「親御さんに連絡を、、、」 「あ、俺がやります」 病院について、アイの親に連絡をいれる。 俺も、呼ばれるだけ呼ばれて、事故の様子を知らなかったのだが、相手の車の信号無視なんだそうだ。 病室に戻ると、命にまったく別状がなかった、たくましい女が寝息を立てていやがった。 「ばーか」 握った手が暖かかったことに、心から安心した。