続・一途な彼女と意地悪な彼の物語

外は真っ暗になっていた

「もう真っ暗だね」

「ああ。送って行くよ」

「ありがと」

私と先生は車に乗る

「先生、今日は楽しかったね?」

「ああ」

「ありがとね」

「こちらこそ。ありがとな」

照れ臭そうに言う先生

嬉しくなるな…

「当分の間は会えないかもな…」

「うん…そうだね」

もう少し経つと私も仕事が始まり先生も新学期が始まる

そしたら会うのが難しくなる

付き合ってまだ少ししか経ってないのに…

「ねぇ、先生!」

私はいいことを思いついた

「朝はおはようのメールして夜はおやすみなさいのメールしよ」

「メール?」

「おはようやおやすみなさいのメールなら短かくていいでしょ?ねっ、いいでしょ?」

「わかったよ」

「やったぁ!」

「わかったから」

「そのときに時間があったら電話することも出来るでしょ?」

「ああ。わかったよ」

助手席ではしゃいでいる私

先生はそんな私を見て笑っていた