続・一途な彼女と意地悪な彼の物語

ヴーヴー

枕元に置いてあるケータイのメールの受信音で目が覚めた

ケータイを開くとメールが2通きている

“矢沢竜”とケータイに表示されている

先生からだ

私はメールを見ると

1通は昨日の夜にきたものだった

“おやすみ”

それだけの短いメール

今きたメールは

“おはよう

空いてる日にち決まったら連絡しろ”

同じく短いメール

私はこのとき思った

先生って…メール苦手なのかな…

内容からしてそんな感じがする

“おはよ

わかったよ

早めに連絡した方がいいよね?”

私は急いで返信をした

ヴーヴー

少し経つとケータイが鳴った

“ああ

そうしろ”

なんでいちいち命令口調なんだ

そんな風に思ったけど苦手なメールを頑張ってしてくれてるんだと思うとそんな気持ちはなくなった

“じゃあ、また連絡するね

部活頑張ってね”

私がメールを送信してから少しすると、返信がきた

“ああ

俺は何もしねぇけどな

連絡待ってる”

昔もこんな会話あったな

そんなことを思いながら私のケータイを閉じた