「先生、大好き」

「知ってます」

敬語で言う先生

「先生も言って」

「嫌だ。なんで言わなきゃなんねぇんだよ」

「バカ」

「バカは関係ねぇだろ」

先生のお腹をグーで軽く叩く

「先生のお腹硬いね」

私は先生のお腹を突つく

「触るんじゃねぇ」

私は先生の胸に埋めていた顔を上げた

私が顔を上げると先生は優しく微笑んだ

「先生ー大好きぃ」

先生は下を向いた

「先生?どうかしたの?」

「なんでもねぇ」

あからさまに様子がおかしい

先生の顔を覗き込む

先生の顔がほんのりと赤いのに私は気づきた

もしかして先生…

「ねぇ、先生?」

「あ?」

「照れてるの?」

「う…うるせぇ」

あ!

当たりかな?

「先生ー!」

私はまた先生を抱き締めた

「おい!」

先生…めっちゃ照れてる

かわいい…!